家族で住む賃貸物件の間取りと家賃の目安とは?住み替え費用もご紹介

家族で住む賃貸物件の間取りと家賃の目安とは?住み替え費用もご紹介

家族で賃貸物件をお探しの場合、どのくらいの間取りや家賃が良いのか目安を知っておくことが大切です。
収入よりも遥かに多い家賃の賃貸物件を選んでしまうと、生活に支障が出る可能性があるため、間取りだけで決めるのではなく家賃の相場や目安を把握しておくことをおすすめします。
そこで、家族で住む場合の賃貸物件の間取りや、家賃の目安と住み替えのタイミングについてご紹介します。
賃貸物件を探している方、これから探す予定がある方は、ぜひ参考になさってください。

家族で賃貸物件に住む際の間取りの目安

家族で賃貸物件に住む際の間取りの目安

賃貸物件を探す際は、家族構成に合った間取りを選ぶことが大切です。
適切な間取りの広さは、一緒に生活する人数やライフプランに応じて異なってきます。
ここでは、ファミリーに人気な2LDK、3LDK、4LDKの間取りについて見ていきましょう。

家族で住む間取り①:2LDK

2LDKの間取りとは、2つの居室と10畳以上のリビングダイニングキッチンがあるタイプを指します。
2LDKは、3人家族向きの40平米程度の物件が多いですが、4人家族の最低居住面積水準の50平米を超える物件もいくつかあります。
また、それ以上に広い物件も比較的あるため、設備や立地にこだわって探すことも可能です。
2LDKに家族3~4人で住む場合は、LDKをファミリールームとし、居室を家族の寝室と仕事部屋として使うことができます。
また、子どもがある程度大きい場合は、1つの居室を子ども部屋とし、もう1つの居室を夫婦の寝室として利用するのもおすすめです。
ただし、ゆとりをもって生活したい場合や、将来的に家族が増える場合は、窮屈に感じることもあるため注意しましょう。

家族で住む間取り②:3LDK

3LDKは、3つの居室と10畳以上のリビングダイニングキッチンがある間取りになります。
3LDKの賃貸物件の多くが60~80平米であり、3人家族であればゆとりが持て、4人家族ではちょうどいい広さといえます。
居室が3部屋あるため、子どもにも個室を与えることができ、かつ夫婦の個室をもつことも可能です。
そのため、子ども同士の年齢が近い場合や、将来子どもが増える予定がある、居室の広さよりも部屋数を重視したい場合におすすめです。

家族で住む間取り③4LDK

4LDKの間取りは、4つの居室と10畳以上のリビングダイニングキッチンがあるタイプになります。
4人家族では、十分に余裕をもった広さのため、さまざまな使いかたができます。
たとえば、居室それぞれを子ども部屋にし、夫婦の寝室と仕事部屋にすることも可能です。
ただし、4LDKの場合は、子どもが独立すると部屋を持て余してしまう可能性があります。
そのため、ライフプランを検討したうえで、必要な部屋数を選ぶことが大切です。
また、広さがある分、住宅にかかるコストが高くなる点も注意しましょう。

家族で賃貸物件に住む際の家賃の目安

家族で賃貸物件に住む際の家賃の目安

賃貸物件を選ぶときは、どのくらいの家賃が適しているのか、目安を知っておくことも大切です。
収入に対して遥かに多い賃貸物件を選んでしまうと、生活が苦しくなってしまうため注意しなければなりません。
ここでは、家族で賃貸物件に住む際の家賃の目安をご紹介します。

一般的な家賃の割合

一般的に、賃貸物件で無理なく支払える家賃は「月収の3分の1」と言われています。
たとえば、月収25万円の方であれば8万3,000円程度、月収30万円であれば10万円が目安となります。
しかし、この目安では、正直生活するのが難しいと感じる方も多いでしょう。
そのため、まずは基本給などから考えるのではなく、手取り額を確認することが大切です。
手取り額とは、所得税や住民税、社会保険料などを差し引いた金額で、実際に銀行などに振り込まれるお金を指します。
つまり、月収25万円の方が手取りで計算すると、約20万円程度になり、その3分の1なので6万7,000円ということになります。
このように、実際の家計のやりくりをおこなう際は、手取り月収を基準に、そのほかの費用の割合を考えていくのが一般的です。

ファミリー向けの家賃相場

ファミリー向けの賃貸物件の家賃相場は、部屋の広さや立地などにより異なりますが、一般的に多い2LDKや3LDKの場合の家賃はおおむね10~15万円程度になります。
そのため、手取り月収が30万円だとしたら家賃は、10万円程度が無理なく払っていける相場になります。
そして、賃貸物件を借りる際は家賃だけでなく初期費用についても把握しておかなければなりません。
一般的に、賃貸物件を借りる際の初期費用は、家賃の4.5~5か月分とされています。
そのため、ファミリー向けで人気の2LDKや3LDKの家賃相場が10~15万円程度なので、初期費用は約50万円必要となるため注意しましょう。

理想の家賃の目安は年収の25%以内

実際、賃貸物件を借りる際は、年収の25%以内に抑えるのが理想といえるでしょう。
家賃が年収の30%を超えてしまうと、家計が圧迫され生活が苦しくなってしまいます。
年収別の目安は以下のとおりです。

●年収400万円:家賃の目安8万3,000円
●年収500万円:10万4,000円
●年収600万円:12万5,000円
●年収700万円:14万5,000円
●年収800万円:16万6,000円


なお、現在別の賃貸物件に住んでおり、家賃が高いと感じているのなら、上記のような年収に見合った物件を選ぶことが大切です。

家族で賃貸物件に住み替えるタイミングとは?かかる費用の目安

家族で賃貸物件に住み替えるタイミングとは?かかる費用の目安

家を住み替えるときは、さまざまなタイミングで検討されることがあるでしょう。
しかし、適切なタイミングで住み替えをおこなわないと、通常よりも費用が多くかかったりするケースもあるため注意しなければなりません。
ここでは、家族で賃貸物件に住み替えるタイミングと、かかる費用の目安についてご紹介します。

住み替えのタイミングとは?

住み替えは、結婚や出産、就職や転職、老後など生活の変化が起こるタイミングでおこなわれることが多いです。
また、賃貸物件の良いところは、さまざまなライフステージの変化に合わせて、柔軟に住み替えられるところです。
子どもが成長し部屋数が足りなくなると、より広い部屋を求めて引っ越ししたくなります。
しかし、住み替えにはさまざまな費用がかかってくる点に注意しなければなりません。
そのため、家族でしっかりと話し合って、将来を見据えた賃貸物件を探すのが望ましいといえるでしょう。

住み替えにかかる費用の目安

賃貸物件での住み替えでは、敷金や礼金、仲介手数料といった費用がかかります。
敷金や礼金が不要といった物件もありますが、多くが家賃の1~2か月分です。
また、仲介手数料も家賃の半分程度であることが多く、合わせると大きな出費になります。
さらに、新居への引っ越し費用も必要になってくるなど、まとまった資金が必要になるでしょう。
住み替えで、想定外に費用がかかり資金が足りないといったトラブルにならないためにも、あらかじめどのような費用がどのくらいかかるのか把握しておくことが大切です。

まとめ

家族で賃貸物件に住む間取りは、2LDKから4LDKが多いですが、子どもの人数や生活に合わせた間取りを選ぶことが大切です。
また、間取りだけでなく、家賃や住み替えタイミング、住み替え時にかかる費用についても把握しておく必要があります。
とくに、家賃が高すぎると生活が圧迫されてしまうため、できれば年収の25%以内に抑えるのが望ましいといえるでしょう。